「霊の世界」はあるか
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「霊って本当にいるの?」
私たちの神社では「祖霊祭祀」(先祖供養)を行っています。
亡くなった方の「みたま(魂・霊)」を祀り、霊界での安寧を祈ります。
そんな折、ふと尋ねられることがあります。
「霊って本当にいるの?」と。
霊を「見たことがある」という人は少ないかもしれません。
けれども目に見えないからというだけで「存在しない」と断言できるものでしょうか。
風も電波も空気も、目には見えませんが確かにそこにあります。
同じように「霊の世界」も確かに存在しています。
ただ私たちの五感では捉えきれないだけなのです。
昔から日本人(私たちの祖先)は「見えない世界」を大切にしてきました。
神社仏閣で祈る、先祖に感謝する、故人を偲ぶ。こうした行動は霊の世界を自然に感じ取っていた証です。
人間は目に見える「体」だけでなく「霊」の存在によって生かされている
霊は「心の本体」と言えるかもしれません。
霊に活力があれば体の調子がよくなり心も健やかになります。
逆に霊に活力が無くなると心が重く沈み、体も調子が悪くなってしまいます。
「気が滅入る」「心が重い」と感じるとき、実は「霊」に活力が無くなっているのかもしれません。
霊の役割は人間が思っている以上に大きいのです。
霊の世界は、どこか遠くにある特別な場所ではありません。
それは私たちの毎日にぴったり寄り添って存在しています。
例えば、人間の「思い」「言葉」「行い」が清らかであれば、霊界の自分も明るく澄み渡ります。
逆に怒りや恨みなどの想念は霊界の自分を曇らせてしまいます。
日々の心の「在りよう」が生きている自分自身だけなく、霊界の自分にも影響を与えている。
その事に気づいたなら愚痴や不平不満などは言っておられません。目に見えない世界(霊界)に気づき、よい影響を出せるよう日々を努力することが大事です。
神様は良い生き方へ努力する人を守護してくださる
私たちの命は、神様からお預かりものです。
神様の願いは「誰もが幸せに暮らせる世界を創る」こと。
神様の願いに沿って日々努力する人を神様は必ず、守護してくださいます。
目に見えない世界、霊の世界に気づき存在を信じ、自分の生き方を見直す。
あなたも「霊」の存在に想いを馳せ、自分を見つめなおしてみませんか。